【まとめ・解説】スパイダーマン全スーツ【MCU】
今回は、これまで劇中に登場したスパイダーマンのスーツをまとめました
制作された背景や装備なども一緒に解説していきます
ハンドメイドスーツ
登場作品:「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「スパイダーマン:ホームカミング」
制作者:ピーター・パーカー(スパイダーマン)
制作背景:
ピーターが自身で制作したスーツで、スタークと共にベルリンの戦いに参戦するまでは、このスーツでヒーロー活動をしていました
ピーターが普通の高校生として活動しているときは、家の屋根裏部屋や学校のロッカーの下に隠されているようです
スタークスーツを譲り受けたあとは出番がありませんでしたが、スタークにスーツを没収された後、ヴァルチャーとの闘いのためにピーターが再び装着しました
デザイン:
高校生が自作したとあって、青のスウェットに赤のパーカーという手作り感満載の見た目をしています笑
ゴーグルを覗いたスタークが「何も見えない」とからかいますが、ピーター曰く「なりきっているときは感覚が研ぎ澄まされる」とのこと
装備機能:
自作のウェブシューターには、学校の理科室で作った特製のクモ粘液が内蔵されており、手のひらのボタンで強度と粘性の高い糸を発射します
スタークスーツを使うようになってからも、メモを見ながら理科室でこっそり作成するシーンがあるため、ウェブシューターの粘液はトニーも知らない秘伝レシピなのかも知れません
スタークスーツ
登場作品:「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「スパイダーマン:ホームカミング」「アベンジャーズ/インフィニティウォー」「スパイダーマン:ファーフロムホーム」
制作者:トニー・スターク(アイアンマン)
制作背景:
トニー・スタークがピーターにベルリンでの戦いに参加してもらうために制作したもの
ピーターの向こう見ずな行動に怒ったスタークがスーツを没収してしまいますが、ヴァルチャーを倒したスパイダーマンの活躍を見て、再びピーターのものとなります
デザイン:
赤と青を基調したデザインで、おそらく一番馴染みのあるスーツ
装着前はゆるゆるサイズですが、胸部のパネルを押すと空気が抜けるように密着し、装着が完了します
通常のタイツタイプではないので、ヒーローものによくある「早着替え」がよりスマートになりました笑
このスーツに限った話ではありませんが、MCU版スパイダーマンスーツの最大の特徴は、感情に合わせてまぶたの形が変わる点でしょう
おそらくピーターのまぶたの動きに連動して、アイパーツがカメラレンズの絞りのように動いていると思われます
これは原作のスパイダーマンが表情豊かに描写されているものを、実写でも再現できるように考えられたものでしょう
事実、劇中のスパイダーマンはバリエーション豊かな表情を見せます
機能装備:
アイアンマンのようにミサイルやビームこそ搭載されてはいないのものの、ドローンやパラシュートなど見た目からは想像できない豊富な機能が備わっています
ウェブシューターは576通り使用可能で、劇中では電流を流す「テイザーウェブ」、発射したウェブが跳ねる「リコシェウェブ」、二方向に発射する「スプリットウェブ」、発射した装置から一定時間でウェブが拡散する「ウェブグレネード」が確認されています
「テイザーウェブ」でバルチャーに電流を流して攻撃したり、「スプリットウェブ」「グレネードウェブ」で真っ二つになった船を繋ぎ止めたりなど、多種多様な使用方法が披露されました
また、ウェブシューターからスパイダーシグナルを照射することも可能
装着時にも使用する胸部のスパイダーモチーフのパネルは、自立型のドローンでもあり、ピーターの指示を受けて偵察や監視を行っていました
背面のスパイダーモチーフのロゴデザインには、使い切りのパラシュートが格納されています
腕部には滑空翼が格納されており、ムササビのように空を移動することができます
マスクにはAIアシスタントのプログラムが組み込まれており、アイアンマンがジャービスを従えていたように、ピーターのヒーロー活動をサポートしていました
ピーターにキスのタイミングを教えるなど、恋の指南をするシーンも
ピーターはこのアシスタントプログラムを「カレン」と呼んでいました
また、スーツには様々な「モード」も搭載されており、劇中では敵の動きを監視する「強化偵察モード」、即死攻撃を繰り出す「強化戦闘モード」、声を変える「尋問モード」が登場しました
これらの機能のほとんどは、スタークの設定した「補助輪モード」によって制限されており、ピーターが無断で解除したことがスーツを取り上げられる原因となってしまいます
アイアンスパイダースーツ
登場作品:「アベンジャーズ/インフィニティウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」「スパイダーマン:ファーフロムホーム」
制作者:トニー・スターク
制作背景:
スタークがピーターのアベンジャーズ参加に向けて制作したスーツです
しかし、ピーターがアベンジャーズ参加を断ったため、実際にピーターが装着したのはインフィニティウォーでのブラックオーダーとの戦いの最中でした
その後、エンドゲームの最終決戦やファーフロムホームの序盤でも登場するなど、スタークスーツに代わる新たなメインスーツとして活躍していました
デザイン:
赤・黒・金を基調としたもので、原作のアイアンスパイダーマンに倣ってデザインされたものと予想できます
スーツはナノ粒子によって構成されているもので、通常のスタークスーツの上から装着することができます
アイアンマンマーク50と同様の構造であることが予想されるため、劇中では描写がありませんでしたが、小さく格納して持ち運びができるのかもしれません
ファーフロムホームでは、専用のポッドにいれて充電している様子も確認できるため、充電式であることもわかりました
機能装備:
このスーツの大きな特徴は4本の補助アームで、ピーターの手や足となり戦いで活躍します
通常はスーツに格納されており、戦闘になるとナノ粒子によって形成され出現します
原作のアイアンスパイダーマンにも同様の特徴があり、ピーターの手足と合わせた合計8本の足は、まさに「蜘蛛」のようです
エンドゲームではスタークスーツにも搭載されていた「強化戦闘モード」による即死コマンドが発動し、迫りくるアウトライダーたちを串刺しにしていきました
スタークスーツの上から装着していたという点も踏まえると、スタークスーツに準ずる機能は総じて使用できる可能性が高いです
ステルススーツ
登場作品:「スパイダーマン:ファーフロムホーム」
制作者:ニック・フューリーの関係者?
制作背景:
ヨーロッパ旅行中のピーターに、対エレメンタルズ戦への参加を要請するフューリーであったが、「正体がバレる」ことを理由に拒まれてしまいます
そんな乗り気でなかったピーターを説得するために、フューリーが用意したスーツ
ヘルファイアとの闘いで初装着し、居合わせたネッドが「ナイト・モンキー」と呼んだことがきっかけで、世間からも同様に呼称されることになります
最後はオランダの留置所の警察に没収された模様
デザイン:
全体的に黒を基調としたものとなっており、原作に登場する「スパイダーマン・ノワール」を彷彿とさせるものです
スパイダーマンスーツの最大の特徴であるスパイダーモチーフのデザインが一切あしらわれていません
目元のゴーグルパーツはオーバーグラスのように開閉することができ、ピーターが周囲を確認したりフューリーと話すときに開ける様子が確認できます
機能装備:
劇中ではウェブシューター以外の機能は描写されておらず、ウェブも通常のスパイダーマンと同じものが使用されているとMJに指摘されています
そのため、ウェブシューター自体ピーターが持参したスタークスーツのものである可能性が高いです
ヘルファイア戦が夜間だったように、暗闇の中でのステルス活動に特化したスーツと言えるでしょう
ファーフロムホームスーツ
登場作品:「スパイダーマン:ファーフロムホーム」
制作者:ピーター・パーカー
制作背景:
ピーターがイギリスでのミステリオとの最終決戦に挑むときに登場したスーツです
ハッピーの乗ってきたジェット機のラボで、ピーター自身によって制作されました
スターク製のスーツを着用していたMCU版スパイダーマンにおいて、ピーターがヒーローとして一人立ちするきっかけになったスーツと言えるでしょう
デザイン:
スタークスーツに準じたデザインではありますが、赤と黒を基調としたものに変更されており、シンボルであるスパイダーモチーフのロゴも若干違うものにマイナーチェンジしています
機能装備:
ウェブシューターは通常のものに加え、強化版のテイザーウェブの使用が確認できます
劇中ではミステリオの操るドローンに電流を流すことで、エレメンタルズを消滅させようとしていました
スタークスーツ同様、背面のスパイダーモチーフのロゴにはパラシュートが、腕部には滑空翼が格納されています
またパラシュート自体はスパイダーモチーフのデザインとなっているようです
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