【まとめ・考察】ついにフェーズ4発表!【MCU】
昨日、アメリカ・サンディエゴでコミコン2019が開催され、世界中から注目を集めました
コミコンとはテクノロジーやポップカルチャーの祭典のことで、コミック・ゲーム・映画などにまつわる様々な展示やイベントが催されています
今回のコミコン「SDCC」ではマーベルスタジオのケヴィン・ファイギによって、ついにMCUフェーズ4の概要が発表され、MCUファンの間では大きな話題となっています
以下、実際に発表されたタイトルをご紹介します
2020年公開の映画・ドラマ
BLACK WIDOW
2020年5月1日公開予定
SDCC開催前から既に撮影開始が報じられていたこの作品は、「ブラック・ウィドウの過去と成長を描く」と紹介されていました
このことからアベンジャーズ参加より過去の、ソ連のスパイ時代が描かれる可能性が高いです
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では、ブラック・ウィドウのスパイ訓練時代の回想シーンや女スパイとしての避妊手術の過去が明かされましたが、それらの描写についてより詳しい触れ込みがされると思われます
原作では傭兵としてヒーローやヴィランと対峙してきた「タスクマスター」というキャラクターが登場します
今作のヴィランはこのタスクマスターになるとされており、撮影現場と思われる写真も流出しているようです
原作のタスクマスターのようなドクロのマスクこそ装着していませんが、フード付きのスーツや青・白・オレンジの配色が酷似しているのが確認できます
THE FALCON AND THE WINTER SOLDER
2020年秋配信予定
こちらも既に発表されていましたが、キャプテン・アメリカのサイドキックであるファルコンと、キャプテン・アメリカの親友ウィンターソルジャーのW主演で、ドラマ新シリーズがスタートすることになりました
過去においてファルコンとウィンターソルジャーが共闘するようなシチュエーションは(シビル・ウォーやインフィニティ・ウォーなどすでに劇中で共闘が描かれているものは除き)基本的に無いはずなので、今回のドラマはエンドゲーム以降の物語が描写される可能性が高いです
そうなるとファルコンがキャプテン・アメリカからシールドを引き継いだ後の時系列になりますので、新キャプテン・アメリカとしてのファルコンの活躍が拝めるかもしれません
事実、ファルコン役のアンソニー・マッキーはキャプテンアメリカのシールドを手に登壇したようです
ETERNALS
2020年11月6日公開予定
今回新たにMCUに参入することになる「エターナルズ」は、セレスティアルズという巨人集団の遺伝子操作によって生み出された種族
同時に「人類」と「ディヴィアンツ」も生み出され、悪の種族となったディヴィアンツから人類を守るために戦います
アンジェリーナ・ジョリー、リチャード・マッデンなど豪華キャストによって迎えられることになりました
MCUウェーブ1のラスボス「サノス」は、原作ではエターナルズの一員である「アラース」を父親に持つという設定です
インフィニティ・ウォーでも、レッド・スカルの口からアラースの存在が示唆されました
またMCUのコンセプトアートの担当から流出したイラストには、若きサノスと思われる人物が描かれています
若きサノスと一緒にいる人たちがエターナルズではないかと噂されており、サノスの出生と圧倒的パワーの秘密が明かされるのではと期待されています
2021年公開の映画・ドラマ
SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS
2021年2月12日公開予定
「シャン・チー」はカンフーの達人で、特殊能力は持たないものの修行によって身に付けた技で戦います
ブルース・リー主演の「燃えよドラゴン」で巻き起こったカンフーブームを背景に誕生し、原作のシャン・チーもブルース・リーそっくりのビジュアルをしています
副題にふくまれている「テンリングス」というワード、アイアンマンにも同一名称のテロ組織が登場しており、今作で再登場する可能性が高いです
アイアンマンではスタークを誘拐しスターク社の兵器をテロ活動に使うなど、スタークがヒーローに目覚めるきっかけとなりました
アイアンマン3では首謀者マンダリンが登場しますが、結局キリアンの作り出した偽物でした
しかし、マーベルワンショット「王は俺だ」にて、偽物マンダリンを演じていたトレヴァー・スラッテリーがテンリングスに誘拐される描写があり、本物のマンダリンの存在が示唆されていました
原作のマンダリンはスーパーパワーを発動する10の指輪を使用したり、巨大ロボット「ウルティモ」を制作するなど、かなりの強敵として知られており、今作でついにスクリーンに登場するかもしれません
WANDA VISION
2021年春配信予定
スカーレットウィッチとビジョンのW主演でスタートするドラマ新シリーズ
エンドゲーム後の世界が描かれ、「キャプテン・マーベル」にも登場したモニカ・ランボーが大人になって再び登場するとのこと
インフィニティ・ウォーでビジョンは死亡してしまいますが、アンドロイドであるため何らかの方法で復活するということでしょうか?
マインドストーンを取り出すときに、シュリがビジョンの意識をバックアップしていたと考えることもできますね
DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS
2021年5月7日公開予定
2017年公開の「ドクター・ストレンジ」の続編
ワンダビジョンのその後の物語として描かれ、スカーレットウィッチも登場するようです
「MCU初の怖い映画になる」とされ、PG‐13のレーティングもつくと紹介されました
前作ラストで自然の摂理を犯すものに裁きを下す存在となったモルド、事実上のヴィランとなったわけですが、もとは善良な人間であることも事実なので、今作でどのように立ち回るかがカギとなりそうです
原作では「ナイトメア」という人の夢に侵入して悪夢を見せるヴィランが登場します
監督の発言によりこのナイトメアが今作のメインヴィランになるという話が噂になっていました
上述の「ホラー要素の強い映画になる」という点から、この話はますます現実味を帯びてきたように思います
副題に「マルチバース」というワードがあることから、平行世界が戦いの舞台となる可能性が出てきました
エンドゲームでは量子世界を通じてバース間を移動しましたが、今作では多元宇宙を通じて移動するのでしょうか
もしかしたら、エンドゲームに登場した別バースのヒーローが再び登場するかもしれません
LOKI
2021年春配信予定
ロキを主役としたドラマシリーズ
エンドゲームでのロキのその後を描くといいます
「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、タイムトラベルで2012年のNYにやってきた未来のアベンジャーズたちによって、本来ソーによって回収されるはずだった四次元キューブがロキの手に渡ってしまい、キューブの力でNYから脱走していました
いわゆる別バースのロキになるので、MCUのメインラインには直接介入していませんでしたが、バース間移動を通じてメインラインへ復活を果たすことも考えられます
以前もコンセプトアートが公開され、映画「JAWS」の看板が背景に映っていることから、1970年代が舞台なのではと予想されていました
四次元キューブには空間移動の力はあっても時間移動の力は無いため、2012年のNYからどのように移動してきたのかが気になりますね
WHAT IF…?
2021年春配信予定
「もしも」の世界を描いたアニメシリーズ
MCUのメインキャストを声優に起用すると紹介され、「キルモンガー」役のマイケル・B・ジョーダンや、「ヨンドゥ」役のマイケル・ルーカーなど、映画では死亡してしまったキャラクターを務めた役者陣たちも名を連ねました
第1話は「もしもペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せこけたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら」という物語が展開されるとのことです
原作では「もしもスパイダーマンがファンタスティック・フォーに加入したら?」など様々な物語が制作されており、コメディ要素が多く盛り込まれた作品となっていました
HAWKEYE
2021年秋配信予定
ホークアイを主人公としたドラマシリーズ
会場で上映されたティザー映像には、原作での2代目ホークアイにあたる「ケイト・ビショップ」の姿も確認されたようです
ケヴィン・ファイギからは「ローニンとしての姿も描く」と紹介されており、エンドゲームでは背中越しにしか見ることのできなかったマスク姿が、ついにスクリーンに登場するかもしれません
THOR: LOVE AND THUNDER
2021年11月5日公開予定
ソーシリーズ第4作目となる映画で、ソー役のクリス・ヘムズワースとヴァルキリー役のテッサ・トンプソンが出演
エンドゲームのラストでは、ヴァルキリーはニューアスガルドの女王となり、ソーはガーディアンズと宇宙に旅立ちました
ニューアスガルドのその後や、ガーディアンズたちとの関係性がどのように描かれるのか気になるところです
さらに「ジェーン・フォスター」を演じたナタリー・ポートマンが再び出演することが明かされ、女性版のソーが登場することが紹介されました
原作のジェーン・フォスターはムジョルニアを手に新たなソーとして活躍することが知られています
また「ソー/ダークワールド」ではインフィニティストーンの一つ「リアリティストーン」を一時的に体内宿していました
「スペースストーン」のエネルギー波を受けたダンバースがスーパーパワーを得たように、ジェーンもソーに並ぶ何らかのパワーを得ている可能性もあります
BLADE
公開時期未定
最後に発表されたのが、「ブレイド」のリブート版の制作
ブレイドはヴァンパイアと戦うダークヒーローで、既に実写化された作品でもあります
主演を務めるのはアカデミー俳優「マハーシャラ・アリ」で、ネットフリックスのマーベルシリーズでは、コットンマウスというヴィランを演じています
ネットフリックスはマーベルスタジオによる制作ではありませんが、MCUに準ずるシリーズとして認識されてきました
そのため、同一のキャストが双方に出演することはありませんでしたが、今回の配役から推測するに、「ブレイドがメインラインとは別バースの作品としてリブートする」「ネットフリックスシリーズがメインラインとは別バースの作品として位置づけられる」のどちらかとなるようです
祝!興行収入世界一!
SDCCではケヴィン・ファイギからは、作品紹介の前にある報告がありました
それはウェーブ1として位置づけられている「インフィニティ・サーガ」の完結
そして「アベンジャーズ/エンドゲーム」の興行収入が「アバター」を抜いて世界一位となったことです
10年間23作品という歴史を考えれば、頷ける結果のように思います
フェーズ2から追いかけている私としても、この報告は非常に喜ばしいものです
制作予定の映画は他にも…!
フェーズ4としての制作は無いようですが、他の映画についても言及がありました
「ブラックパンサー2」
「キャプテン・マーベル2」
また「今回はミュータントの話をする時間が無かった」と述べていることから、「X-MEN」の制作も想定されているようです
まとめ
以上、SDCCでの発表情報の簡単なまとめと個人的な考察でしたが、いかがだったでしょうか?
フェーズ4からドラマシリーズがメインラインに参入することになりました
tokonomaが期待するのは、「エージェント・オブ・シールド」や「デアデビル」など、すでに配信されているドラマシリーズとのクロスオーバーですね
エンドゲームでは「エージェント・カーター」シリーズで活躍したジャービスが登場していましたが、他のキャラクターたちもスクリーンに登場するのが持ちどおしいです